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2010/09/29
00:00:00
つかつくSS(つくし大学生? 桜子視点)




そっち方面の場数は沢山踏んできた。

──はずなのに目の前の行為に赤面を覚えずにはいられない──













お金で買ったとはいえ、私は自分の美しさを自負している。

性格はあまり褒められたものではないけれど、見た目の美しさに張り合うぐらい強い自己は持っている。

男にチヤホヤされるのは悪くない。

貧乏人でもブルジョワでもメスはオスによってフェロモンを纏い増幅させる。

どんな男でも私にかかったらイチコロだ──

たった一人を除いては──



道明寺司、それが私至上最も愛した最高の男──

どんな手を使っても手に入れたかった男。

ステイタスは勿論、彼から発するそのオーラは私だけでなくどんな女も捕らわれてしまう。



出会いは最悪だった。

その頃の彼は横暴な怪物のようだったのに今はしなやかな野獣のように美しい。

美しいサナギがさらに美しく蝶にかえるようにますます男らしさに磨きがかかってゆく。

そんな風にさせたのは私の恩人でもある彼女の影響だ。

──自信はあったのに、あっさり玉砕。

だけど私はそんな彼のことをどんどん好きになっていく。

そしてそれと同じぐらい彼女のこともどんどん好きになっていく。

抜けられない迷宮を自らが作り続けてその中で迷っているみたいにこの甘く辛い痺れから抜け出せそうもない。

それでも私はそれごとすべて受け止める自分が大好きだ。



ある日その彼女とお茶を飲んでいるところに彼女の電話に彼から召集がかかった。

「桜子ごめん。道明寺そこまで来てるって。・・・ごめんね、せっかくゆっくり話したかったんだけど・・・」

続きを言いにくそうな彼女に仕方なく私は助け舟をだした。

「どうぞどうぞ。道明寺さんに嫌われたくないし~。とっとと行って下さい。私が怒られたらたまりませんもん。」

余裕をみせてそう言うと彼女は本当に申し訳なさそうに席をたった。

「本当にごめんね。この埋め合わせは必ず~」

「はいはーい。キタイしてますよ~」

そう言って彼女はカフェの外に急いだ。



こんなに人ごみにあふれた街中でも私はすぐに彼を探し出せる。

かもし出すオーラはやはり魅力的で周りにいる女どもは色めきたった顔をしている。

だけど彼はそんな視線には目もくれずカフェから出てきた彼女を一筋に見つめている。

夢のような甘い顔で。

そして彼女と一言二言話すと彼は手を差し出した。

彼女はちょっと戸惑っていたけどその手をそっととった。

瞬間彼は手に力を込め寄り添いながら彼女に微笑みかけていた──



そこまで見て私は赤面した。

なんてことのない恋人たちの風景なのに。

普通に手をつないで歩いているだけなのに。

どうしてここまで甘いのか。

その手からは私の知らないフェロモンが溢れ出している。

それ以上のことをいくつも経験してるのに私は耐えたれなくて横を向いた。



結局、私は経験だけは豊富だけど"本物"の経験すらなかったんだと赤面の理由を冷静に分析してみる。

なるほど、"経験不足"ってことか──



「──もしもし、シゲルさん?今から出てこれない?」

電話の向こうにいるもう一人の"自分"を呼び出して今日はとことん話しをしたい。

こんな気持ちをわかってくれるのはきっと"自分"だけだろうから──



人ごみに消えた彼らの姿はもう見えないけれど、さっきの二人の甘い時間私の心から消えそうになかった。









 






小悪魔桜子ちゃん初登場。

彼女のこと、大好きです♪



2010/9/29



 



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00:00:02
2009 St. Valentine's Day

~美味前夜~



Tsukushi's eve



 盛大すぎる誕生パーティーの最中に、道明寺が囁いた──

 「2/14・ガーデンプレイス時計広場・5時」

 あれから丁度2週間、その日は明日まで迫っている。

  

 初めて待ち合わせした日からもう幾年もたったのに

 道明寺は庶民のイベントをこうやって心待ちにしてくれる。

 高級品に囲まれている道明寺にはきっと口にあわない庶民の、

 あたしの、手づくりチョコ。

 実際に食べる姿は見たことはないけれど──

 手渡した時の道明寺はとびっきりの笑顔をあたしにくれるのだ。

 道明寺もあたしも出逢ったあの頃からは立場も関係も変わったけど

 この日だけは、あの頃の気持ちに戻れるよう、とびっきりの魔法を

 チョコに込めよう──

 いつも素直じゃないけれど、明日ぐらいはチョコに負けないぐらい

 甘えてみるのもいいかもね──

 夜中の台所でひとり、チョコ作り。

 いつになく素直にそう思える自分に笑いながら眠気をとばすための

 ブラックコーヒーをもう一杯、入れなおした。












 冒頭の台詞のみドラマVer。

 心情なんかは原作Ver。

 すいません、混在で(笑)

 


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2008/01/29
00:00:00
大好きな人の記念日に。




スマイル



一週間前──



「で?きめた?」

「うーん。どうしようか考えてるんだけど──類なら何がいい?」

「僕?そうだなぁ・・・牧野がいいな。」

「は?」

「牧野といると・・・プッ・・・楽しいから。」

「・・・また私で遊ぶ気?類に聞いたのが間違いだったわ・・・」

「怒ってる牧野・・・オモシロイ」

「!・・・・」







5日前──



「で?」

「決めたのかよ?」

「・・・うーん・・・まだ決めてない。」

「おいおいどうすんだよ、もう帰ってくるぜ、司。」

「だって・・・なーんにも浮かばないんだもん。西門さんと美作さんなら、何ほしい?」

「オレ?うーん、好きな女のハジメテとか?」

「モロ好みの人妻との一夜とか?」

「ハーレムとか?」

「おっ、いいねー、総二郎、それいいわ!」

「男のロマンだよなぁ~」

「!・・・・」







3日前──



「つっくしー、まだ決めてないんだって?」

「ほんっと、先輩、何してるんですか?」

「そうなんだけど・・・」

「じゃあさ、皆でサプライズパーティとか開いちゃう?」

「あっ、それいい!」

「何言ってるんですか!パーティーはシゲルさんがしたいだけでしょ?

それに、先輩!そんなことしても道明寺さん不機嫌になるだけですよ!」

「そっか・・・そうだよね・・・どうしよう。」

「いっそ、こういうのどうですか?私が道明寺さんを誘惑して・・・

先輩との愛が本物か確かめるってのは・・・。お互いの愛が確認できていいんじゃない?」

「ずるーい!桜子!そんなオイシー役、私がするー!」

「何言ってるんですか!こういうのは場数踏んだ私が・・・」

「私だって・・・」

「!・・・・」







前日──



「つくし、明日、結局何にしたの?」

「そう、それなの!どうしよう!何にも決めてないの!」

「えっ、まだぁ?」

「うん。F3の連中とシゲルさんと桜子に話したら・・・

あいつらに相談しなきゃよかった・・・ますます訳わかんなくなるし・・・」

「クッキーは?」

「かれこれもう3年もクッキーだったでしょ?もう高校生じゃないし、そういうのどうかと思って・・・」

「そうだね、”次のステップ”に進みたいもんねー!大人の階段!」

「ちっ、ちがうよ、そうゆうのじゃなくて・・・」

「わーつくし照れてる!かわいい!!」

「もう、優紀ったら!」

「あのさぁ、つくし。道明寺さんなら何でも喜ぶと思うよ。だって、高校生が誕生日にクッキープレゼントすることなんて今どきじゃないでしょ?それなのにあんなに大喜びしたんだもん。道明寺さんってホントそういう”本質”みたいなのには鋭いね。やっぱり育ちがいいからなのかなぁ。」

「そう、かな?」

「うん。気持ちがちゃんとあったら喜んでくれるよ、きっと。がんばってね、つくし!」

「!ありがとう、優紀。」







当日──



「今日、誕生日だね・・・」

「おう。」

「で、誕生日プレゼントなんだけど・・・ハイ。」

「?・・・封筒?・・・【キスしてもいいよ券】?」

「あーっ!声出さない!!」

「『キスしたいときにキスできます。ただし人前はNGだからね!』ってなんだよコレ?」

「子供の頃さぁ。お金なかったからうちではいつもお父さんとかお母さんの誕生日に『肩たたき券』とか『おつかい券』とかあげてたの。喜んでたな・・・お父さんとお母さん・・。ごめんね、お金がなかったわけじゃなかったんだけど・・・こういうのもいいでしょ?庶民ならではの愛よっ、愛!って道明寺、聞いてる?」

「・・・牧野・・・お前、オレとキスしたかったのか?」

「ばっ、ちがう、ちがうわよ!このバカ!」

「あはは、お前、あいかわらず面白っ!」

「笑うなっ!・・・だって何にも思い浮かばなかったんだもん。あんたムダにお金持ってるし、クッキーってのもネタ切れだし・・・。そしたら昔お父さんとかお母さんが喜んでくれたの思い出して・・・」

「・・・サンキューなっ!」

そう言ってあいつは笑った。

その笑った顔がすごくすごく嬉しくて。

この顔みたら・・・またすぐ遠距離になっちゃうけど、でも、頑張っていける気がする──

そう思ったら、いてもたってもいられなくなった──



ちゅ



「なっ・・・」

「・・・お誕生日おめでとう、道明寺!」

「・・・オマエ、人前でするなって言ってたじゃん。」

「だから・・・その・・・これは悪い例よ、悪い例!」

「やっぱオマエ、キスしたかったんだろ!」

「違うもん!」

「すっげー嬉しい!」



そう言って道明寺が今度はキスをした。

人前とかそんなのどうでもよくなってる、私。

今日は道明寺の誕生日で、キスして、キスされて、笑いあえる幸せをちょっと見せつけたいなって

思ったのも事実。

やっぱり、私、道明寺と付き合って変わったのかな?

「・・・だからー人前でキスしちゃだめって言ってるじゃん!」

「これは悪い例へのお返し。それにそんな顔されちゃオトコとしてはたまんねーよ、バカ。」

「バカにバカって言われたくない!」

「今年はクッキーなしか。まあ、いいもんもらったしな・・・来年はクッキーと・・・『    』券で。」

「ばっ、ばか!!」

「やっぱオマエ、おもしれ~」

そう言って道明寺は抱きしめてくれた──

人が溢れる街の中で。

「道明寺、ありがとう。」

「? プレゼントくれたのお前だろ?」

「・・・ううん・・・いいの! とにかくありがとう。」

「?・・・おう。」



優しくしてくれてありがとう。

誕生日を祝わせてくれてありがとう。

キス、してくれてありがとう。

そして──生まれてきてくれてありがとう。

夜の東京の寒空で私たちは、人前でキスをして抱き合って、バカップルになって幸せを感じてる。

来年もこうやって誕生日を笑って過ごせたらいいな。

──道明寺が希望する『  』券は作れそうにないけど。





「ずっとそばにいてね」

「ずっとそばにいてくれ」

不意に出てきた言葉が見事に重なって、私たちは、また笑った。









──HAPPY BIRTHDAY TSUKASA──
















Driven;Logic様 日常生活から30のお題より





めっちゃしまり悪い~。

1/31は司クンの誕生日ですww

初のつかつくSSをこの日に照準合わせてました(笑)



平和とか書いてるとついつい出てくるんですよ~関西弁。

つくしちゃんが関西弁になってたのが何箇所かあって

それをちゃんと修正したつもりですが・・・

ワタクシ、関西人なのでなおりきってないかも(笑)

おかしい表現とかあったら教えてください。



読んでくれてありがとう♪

感想お待ちしております♪







2008/01/29
 











 



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